手話を学びながら各種行事に参加し、ろう者と聴者お互いの理解を深める活動をしています。現在会員は二十名。大洲市総合福祉センターにおいて毎週月・水曜日に定例会を開き、情報交換や手話学習を行っています。また、年間を通してお花見や花火大会、市民のつどい、クリスマス会等、様々な行事にろう者の人たちとともに参加しています。
前身として、昭和五十八年に、ろう者の人たちが自分たちのコミュニケーション方法である手話をみんなに覚えてもらいたいとの思いから「手話教室」を始めました。まだまだ世の中で「手話」というものが知られていない時代でした。少しでも多くの人に手話に関心を持ってもらうため、メンバーは喫茶店でわざと手話で話して関心を持ってもらうというような活動もしていました。
その後、平成七年、大洲市社協主催手話奉仕員養成講座の開始を機に、手話サークルドリームを設立しました。この年は、テレビドラマの影響で手話の存在が広く知られ、日本中で手話を習おうとする人が非常に増えた年でした。
手話は言語なので、定例会の時も話に出てくる事柄は全て手話の表現の対象となります。話し合っている途中でも、まだ表現したことのない言葉が出る
こんな時、聴者の固定観念にとらわれない素直な発想から出た視覚的な表現ほどろう者に分かりやすいと喜ばれますがなかなか簡単ではなく、しかしそれが出来た時は充実感が湧いてきます。
また、ろう者の人たちと一緒に参加する行事では、テキストを見ながら机に向かって学習するよりも断然活きた手話が学べます。ろう者自身の自然な手話に触れながら会話することができるので、行事の楽しさを味わいながら毎回新鮮な発見があり、大きな活動の魅力となっています。
私たちは、手話を学ぶことを通して、ろう者と聴者が情報を共有し、ともに感じ、ともに思い、ともに考え、参加できることが当たり前だと皆が思える社会に近づいて行けるよう一歩一歩活動を進めて行きたいと思っています。
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